与太郎女のぶっちぎり極道つぶし(言葉の暴力について考えてみる)
から抜粋↓↓
※そのまま文章を切り取って載せてあるため、状況がわかりにくいと思いますが、全部は載せられないのでこんな状態です。
ブログ用に状況描写などを書きくわえる事はしませんでしたので、かなり把握しにくくなっていると思います。
なので、アバウトに読んでやって下さい(オイ
天井にはクリスタルのシャンデリア。真っ白い壁に空色のペルシャ絨毯。白と金を基調としたヨーロッパ王朝スタイルの豪華な家具たち。そして、重い瞼を開けて辺りを見回している俺。
―――?どこだ、ここ……俺んちじゃねえ……。
門田は自分を見おろしている二つの顔を交互に見つめた。
見間違えようがないほどの、稀に見る美男美女。
伯楽と龍子だ。
門田は朦朧とする意識を振り払うようにして、頭をわずかに動かした。同時に自分らしくないうめき声が漏れる。
「おい、お前、しっかりしろ」
伯楽がそう言った。
「大丈夫かぁ?タコぴょん」
続いて龍子が間の抜けた声で訊く。
門田は二人の声を耳にして、覚醒したように目を見開いた。
「あっ!伯楽さんっ!そしてお嬢さんっ!」
どうやら自分はこの二人の住まいに居るらしい。リビングのソファに横たわっていた門田は、あわててその身を起こした。鈍い痛みが後頭部にはしる。門田は痛さのあまり、顔をしかめた。
しかしそんな門田を見ても龍子は心配するでもなく、やっとの思いで起き上がった門田に向かって怒鳴り声をあげる。
「あっ!お嬢さんっ!「そして」伯楽さんっ!だろが、このボケ!「そして」の後にあたしをくっつけるんじゃないよ!それじゃまるで「おまけ」みたいじゃんかよっ!」
そんな龍子の言い草にカチンときたのか、伯楽も負けじと言い返した。
「しかし門田は組員です。「そして」の後にこの私をくっつけられるはずもない」
「てめぇなんて「そして」の後で充分だよっ!……つ〜かさあ、「あっ!お嬢さんっ!そしてそこの暗い男は誰でっかあ〜?」…が、一番理想的な答えだけどなあー」
「なんて事をおっしゃるのですか、あなたは!」
「気に食わないから言ったまでだよぉ〜。悪ぃかよぉ〜」
龍子がヘラヘラと笑いだす。たった16歳で石橋組最高顧問の空 伯楽の本妻となったとは言え、言葉に遠慮がなさ過ぎると思うが、そんな彼女をどうするべきかなんて事は門田には関係ない。ないが、聞いているこちらは平然としてもいられない。
案の定、伯楽は即座に言い返した。
「いけませんね、それは……悪い、ですよ。ケツ叩きましょうか、お嬢様」
無表情、である。
この伯楽という男、顔に感情が表れている時は比較的安全だが、このように無表情の時は要注意だ。龍子が組長の娘であっても、彼ならやる時はやる。
―――まずいな………。
門田は睨み合う二人の顔を交互に見やりながら、したくもない咳ばらいをしてみた。
「あ…あのぅ……お取り込み中で申し訳ないんすけど……」
すると、伯楽と龍子が同時に顔を向け、門田を睨んだ。
まだ頭がふらふらしていたが、新婚カップルだというのに、あまりにもくだらない言い合いをしているこの二人をただ見ているわけにはいかない。しかもこのまま放っておいたら、とんでもない惨事になりかねないのだ。そしてその現場に自分が居合わせるのだけはどうしても避けたい。
門田は後頭部をさすりながら、無理やり作り笑いを浮かべた。
「……もう、やめにしませんか?」
うるさいし、頭に響くから…ということは勿論、言わない。言わないが、この一言で自分達のしている言い合いが、あまりにも幼稚で下らないということに気づいて欲しかったのだ。そして自分はとっととこの場から退散したい。
門田は立ち上がろうとして、ソファから身をずらした。しかし―――。
「っ!」
なにしやがるこのクソ野郎!…なんてことは言えない。
どちらがやったか知らないが、立ちあがろうとした門田の顔面に、重い拳のようなものが当たったのは確かだ。
右目に一発……かなり重かった。
左目に一発……重くはないが、それなりにグッときた。
………つまり。
右に伯楽、左に龍子の拳が飛んできたということらしい。
―――帰るな、ということだろうか…。
門田は素直に倒れ込んだ。その方が身のためだということは素人じゃなくてもわかるからだ。歯を食いしばって二発目の拳をもらう馬鹿はしないつもりだ。
「おい、お前、しっかりしろ」
「大丈夫かぁ?タコぴょん」
「…………………………」
なんと言えばいいのだろうか……無理やりデジャヴを見せられているようだ。
いや、そうじゃない。
二人とも、単に負けず嫌いという事なのだろう。
門田はしばしの間、考えた。
最高顧問である伯楽の名を先に呼ぶか、それとも組長の娘である龍子の名を先に呼ぶか……究極の選択と言ってもいいほどのお題を前にして、門田の額に嫌な汗が滲みだす。
しかし、いくら考えても埒があかない。
だから門田は考えるのを止めた。
なんにせよ、この二人を前にして、どちらを優先すべきかなんて組長からは聞いていないのだ。しかし、聞いていない事には触れない方がいい、というのだけはなんとなく解かる。だから門田は話題を変えた。
「なんでこんな事になってるんすか?こんな深夜に、しかも新婚初夜で……」
言い終わらないうちに、門田は息をのみ込んだ。
「その新婚初夜にお前がここに居る、というのはどういう事だ。説明しろ」
説明し終わる頃には、自分はいったいどうなっているんだろう……。
痛いか痛くないか、わけのわからないうちに車に轢かれるのと、痛いだろうな、と思いつつ車に轢かれるのとでは雲泥の差があるように思える。
そして自分は今、確実に轢かれようとしている。
ならば、少しでも痛みを減らすために、上手く轢かれればいいだけの事。
門田は、昔見たカースタントの映画を頭に描きながら、ゆっくりと口を開いた。
はい、ここまで★
長いのに読んで下さってありがとうございました〜♪
まだ訂正箇所がてんこ盛りですよ。なので誤字脱字オンパレードかもしんないw
そこんとこは許してちょんまげ〜(古っ
↓ここだけでもどうかひとつ♪


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